下別宮の家 Shimo-bekku no ie |
所在地 用途 竣工年月 構造工法 敷地面積 建築面積 延床面積 1階床面積 2階床面積 車庫面積 設計 施工 |
徳島市川内町 専用住宅 2006.07 木造・在来工法 201.78m2(61.04坪) 110.60m2(33.46坪) 158.20m2(47.86坪) 車庫を除く 65.65m2(19.86坪) 92.55m2(28.00坪) 27.47m2(8.31坪) 富田建築設計室 (株)アークホーム |
この建物は地場の木をふんだんに使った木造住宅だが、施主さん自身の山の木で建てた自産自消の住まいでもある。 杉と桧以外に、栗の土台やケヤキの大黒柱、モミの腰板や天井板など、普段あまり使えない材料を適材適所に使う昔ながらの家づくりである。施主さんの希望で今回初めて設計に大黒柱を取り入れた。 材木が施主さん支給といっても、伐採から始まり、切り出し、乾燥、製材、加工、運搬と、費用のほとんどが人件費に消えてしまうから、思ったほど安くはならないのだが、先祖の魂が宿る木は全く違ったものに感じるはずだ。先祖を敬う気持ちは親から子へ、そして孫へと受け継がれていくに違いない。 今回は施主さんのお陰で建物に魂が入れられたように思う。 ≪前の住宅 次の住宅≫ |
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Photo.Seiji Koda |